子どもの睡眠不足①
朝方の気温が低くなってくると、布団と外の気温差が心地よくなってなかなかお布団から抜け出すのが難しくなる季節がやってきていると感じます。
夏の夜は短いですが、冬になるにつれて夜が深まってきています。夜が長いとついつい夜更かししてしまう方もいらしゃっるのではないでしょうか。
日本人は夜型化、睡眠時間減少が国際比較してもトップレベルにあるようです。ファミリーレストランなどにいくと遅い時間に子どもを見ることがあるように、親の影響を受けて子どもも寝るのが遅くなっているようです。
子どもの睡眠不足、特に乳幼児は、身体、精神発達の遅れ、情緒障害が多く報告され、就学前では攻撃性や喃語が遅いなどの発達の遅れも報告されているようです。
また、就寝時に分泌される成長ホルモンが減少してしまい生活習慣病のリスクが高まるようです。就寝時に分泌されるホルモンが減少すると脂肪分解が抑制され、肥満に繋がることが分かっています。
成人でも睡眠不足は肥満に繋がります。
つまり、子どもの寝不足というのは成長に悪影響を及ぼしてしまう原因となっていることが分かっています。
お子さんのいらっしゃる方は子どもに早寝早起きの習慣を身に付けるように心がけてあげるとよいかと思われます。
※「睡眠とその障害のクリニカルクエスチョン200」を参考にしております。
麻布十番メンタルケアクリニック