ストレスとストレッサー
昨日は最近の冷え込みと比較すると少し気温が上がり過ごしやすい一日でしたね。
しかし、こう急激に寒くなり、雨などに降られると体の芯まで凍りついてしまうような気がしますね。
今日はストレスとストレッサーについて書きたいと思います。
ストレスというのは心身に加わる外的な刺激のことを指します。こちらは多くの方が日常的に使っている言葉です。また、ストレッサーというのは、その負荷の原因となるもののことを指します。こちらは耳慣れない方も多いのではないでしょうか。
ストレッサーには5つの分類があります。
1.物理的ストレッサー・・・温度や音、光など
2.科学的ストレッサー・・・タバコ、アルコールなど
3.生物学的ストレッサー・・・花粉、カビ、ウィルスなど
4.心理的ストレッサー・・・不安、不満、悲しみ、罪悪感など
5.社会的ストレッサー・・・職場や家庭の人生上での何らかの変化など
こう見ると、私たちは生活していく上で必ずストレッサーに触れ、ストレスを感じていることになりますね。
ただ、私たちが日常的に使っているストレスというのは、主に4や5のことを指すことが多いのではないでしょうか。
実際にホームズとレイという二人の学者が50年ほど前に行った海外の調査でも、4や5に含まれる配偶者の死や離婚、別居などがかなり強いストレスを引き起こし影響が出るという結果が出ています。
それほどまでに私たちは変化の刺激や感情の刺激に敏感なのです。
日常多くの人が何らかのストレスを抱えて生きています。ストレスを抱えていれば、何かのストレッサーが影響しているという場合が大半です。その原因について考え、ストレスをどうコントロールしていくかということに私たちの関心が向けられるのは必然なのかもしれませんね。
また機会があれば、ストレスと対処(コーピング)についてもお話させていただこうと思います。
ストレスを抱えて辛い時は、お近くの相談機関や医療機関にご相談ください。
当院でもご相談承っておりますので、よろしければお立ち寄りください。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック