適応的な思考
みなさまこんにちは。
不安定なお天気ですが、いかがお過ごしでしょうか。
本日は思考についてお話したいと思います。
世間ではよく、”ネガティブよりポジティブな考え方が良い”と言われることが多いかと思います。
しかし、単にネガティブがダメでポジティブが良い、というものではありません。
大切なのは、事実や根拠にもとづいて客観的に考えられているか、です。
これを「適応的な思考」と言います。
例えばこう、「あの人は私のことが嫌いなんだ」と感じる時。
その人が自分について良くないことを言っているのを見たならば、それは事実のある適応的な思考になります。
しかし、”なんとなく態度がよそよそしく感じる”ということだけからそう思うのであれば、それは根拠の無い考え方になります。
実は、私たちは想像や推察でものごとを考えてしまっていることが多々あるのです。それは時にとても良い能力となりますが、時には自分を苦しめてしまう力になってしまいます。
辛くなる考えが浮かんできたら、少し立ち止まって「適応的な思考かな?」とチェックしてみると、気持ちがラクになるかもしれません。
スタッフの西山でした。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック