本当の自分

みなさまこんにちは。

本日はあたたかく過ごしやすい陽気ですね。明日から寒くなるそうなので、心地良い日差しを存分に味わっておきましょう。

 

みなさまは、いろいろな場面でいろいろな人と接するなかで、「本当の自分ってなんだろう?」と疑問を抱いたことがありますでしょうか。

 

相手や状況によって、自身の言動や雰囲気が変わることはしばしばあることだと思います。

「相手によって態度を変えてしまう自分は失礼だ」

「いつも同じでいられないなんておかしいのかな」

などと考えて悩まれることもあるかもしれません。

 

確かに、いろいろな自分がいるとどれが「本当の自分」なのか分からなくなりますよね。でも、実はどれも「本当の自分」なのです。

 

相手との関係や雰囲気、その場の状況を私たちは無意識のうちに、またはさまざまな経験をもとに敏感にいろいろと感じ取り、うまく適応しようとするのです。

 

その結果として、ご自身のいろいろな側面を調整して表現することとなり、いろいろな自分が感じられるのではないでしょうか。

 

 

「自分」と言っても、ご自身の特徴や正確を一つで言い切れる人は居ないと思います。

 

「この人には自分のこういうところを使ったほうがうまくいく」、「いつもはこういうふうにするけど、この場所ではこうしたほうが良いかもしれないな」…

 

そんなふうに、”全く違う自分がいる”というわけではなく、いくつかの自分の要素を掛けあわせて場面場面で少しずつ表現の仕方を変えているのです。

カメレオンが周囲の色に合わせて身体の色を変化させるように、私たちも知らず知らずのうちに自分をあらわす色を変えている、と考えるとイメージしやすいかもしれません。

 

ですから、「本当の自分」はたくさんいても良いのです。むしろ一つしかないよりは、いろいろな場面でよりラクな自分を選んで過ごせますね。

 

 

けれど、どこかで自分「辛いな」と感じるとき、「ついこういうふうに反応してしまってうまくいかない」というネガティブなパターンがありそうだと思うとき、なにかしらの身体の不調がある場合には、どこかで無理をしてしまっているのかもしれません。

 

そのようなときには、「無理をしない自分」はどういうものなのか、少し考えてみる必要があります。

 

当院でも、一緒に考えるお手伝いをさせていただきます。

お気軽にご相談くださいね。

 

 

スタッフの西山でした。

 

 港区 麻布十番メンタルケアクリニック
http://azabu-mentalcare.jp/