開花宣言♪

麻布十番メンタルケアクリニックのブログを御覧の皆様こんにちは!

 

風はまだ肌寒いとはいえ、暖かい日差しに春を感じる今日この頃。
21日、東京では桜の開花宣言が出ましたね♪
去年より2日早い開花だったそうです。

しかーし、筆者のよく通る道近くの桜の木は、まだまだ蕾も膨らみ始めたばかり・・・

 

・・・そう言えば、開花宣言と言われると、
日本全土でこの春1番に咲いた桜のつぼみを見つけるなんて実際出来ないし、、、
一体何を基準として”開花した”と、みなすのか、、?

ブログを書くにあたり、調べてみました。

 

各地には、気象庁が定めた、開花の指標となる桜の木があり(これを“標本木”と言います。)職員の目視による観測を行っているとのこと。
(一部例外はあるようですが、標本木は、地方気象台の近くで周辺の環境が変わりにくい場所にある木が選ばれているようです。)

 

開花宣言は、この標本木のつぼみが、5~6輪ほころびると、”開花”したと発表されます。
そして、標本木全体の80%以上のつぼみが開くと、”満開”と発表されるとのこと。

 

開花の基準となる桜の木が決められていて、そのつぼみの様子が、”開花宣言”として私たちに届けられるのですね。

 

また、桜の開花についてしらべてみると、実はかなり興味深いメカニズムが隠されていることが分かりました。

 

桜が満開となり、花が散って、葉桜になり・・・・

実はその年の夏ぐらいに、既に次に咲くつぼみの元は出来上がっているのだそうです。
本来ならそこで咲けるだけの準備ができているけれど、

桜はここで「成長抑制ホルモン」(休眠ホルモン)を作り、それ以上成長しない休眠状態に入ります。

 

そして、つぼみの元となる芽が、この“休眠状態”から目覚め、美しい花を咲かす為の条件が、
“一定の期間、低温にさらされること”なのです。


やがて春を迎え、気温が上昇するスピードに伴って、芽の成長も加速し、
ピークになると四方八方にエネルギーを振りまくように開花を迎えます。

 

美しい薄紅色の花が満開になる為には、寒い季節が必要なのですね。
常夏の国で桜を見られない理由が分かりました。

桜は四季の存在する国に住んでいるからこそ、楽しめる花だったのです。

 

芽を成長させてから、眠りにつき、寒さの中で準備をして、春の暖かな日差しのもと、ここぞとばかりに花を咲かせる・・・。

寒い冬を越えその厳しさを知り、この日(開花)を待ち望んでいた桜の花こそ、1年の中で1番春を待ち望み、喜んでいるのかもしれません。

 

お花見に向かわれる皆さま、そんな悠然とした桜の木と花の生命力を沢山感じて来てくださいね。
・・・あと、お外に出る時、花粉症対策は万全に!


スタッフの高橋でした。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック
http://azabu-mentalcare.jp/