ストレスを感じたら④
暑い日々が続き夏の訪れを感じる陽射しや気温となりました。
夜になると虫たちが鳴いてもう夏はすぐそこであると教えてくれます。
今回で最後になりますが、ストレスを感じたときに実践すると良い方法のご紹介をしたいと思います。
⑨静かな時間を過ごす
とにかく目まぐるしく動く現代社会を生きる私たちにとって静かに過ごす時間と言うのはとても貴重な時間です。心身ともにリラックスすると脳波にα波が現れ、記憶力や創造力など人間の潜在能力が活性化すると言われます。
雨音や川のせせらぎなどの自然界の音を聴いてみてはいかがでしょうか。
そういった音が心地よいと感じるのは人間も自然界の一部であり、人間の体が持つリズムと同じだからです。人は水の音にどこか懐かしさを感じるようです。
ある種の音楽は副交感神経を優位にしてくれるようです。代表的なのが、モーツァルトやバッハの音楽です。たまにはゆっくりとクラッシック音楽を聴いてみてはどうでしょうか。
静かな時間を過ごすのに、何気ない日常の一場面でも可能です。夜仕事から帰る前に夜景を見てはどうでしょうか。忙しくて疲れた心にほっと一息を入れてくれるかもしれません。また、夕暮れの日没後30分前後の空の色が夜に変わる移り変わりには癒しの効果が高いと言われています。
⑩快適な空間でぐっすり眠る
人間にとっての睡眠は体を休めるだけではなく、脳を休めるのに必要不可欠なもの。心身の健康を保つために、毎日質のよい眠りが大切なのです。
人の背骨はゆるやかにカーブを描いています。眠るときはそのカーブの深さが半分になるくらい背筋が伸びた状態が理想です。柔らかすぎる布団は逆に不自然な姿勢になってしまいますし、硬すぎると背中と腰が布団にあたって浮いてしまいます。適度な硬さの布団を選びましょう。
枕が変わると眠れないという人がいるくらい自分に合った枕は大切です。首の骨を自然な形のまま支えることが枕の役目で、そのためには高さが重要です。
首の後ろにある背骨のでっぱりと後頭部のもっとも出ている部分を線で結んでみてください。その線と首の間にできる空間の距離が枕の高さの目安となります。
睡眠と覚醒は体内にある生体リズムによってコントロールされています。生体リズムの乱れは不眠の原因になります。就寝、起床、食事の時間は毎日なるべく一定にする。朝、太陽の光を浴びる、適度に身体を動かすのが生体リズムを整えるポイントです。
これまでストレスを感じたときに実践すると良い方法をご紹介してきましたが、ご自分に合う方法をお試し下さい。
もし、上記の方法でもストレスが軽減されたと感じられないときは専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
当院でもご相談を承っております。一人でストレスを抱え込まず、一度ご相談にいらしてください。
※「ストレスをコントロールする50のメソッド」を参考にしております。
麻布十番メンタルケアクリニック