お薬の飲み方
精神科や心療内科で処方されるお薬について、
「依存しやすい」「副作用が強い」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、実際に精神科・心療内科では、どのようなお薬が処方されているのでしょうか。
精神科・心療内科では、向精神薬と呼ばれる、脳の神経に作用するお薬が多く処方されています。
向精神薬で、代表的なものに以下のような種類があります。
・抗うつ薬
・抗不安薬
・睡眠薬
・抗てんかん薬
ほかの病気の治療と同じく、向精神薬も、お薬を飲んで身体のなかに起こっている異常をきちんと修正してあげるために処方されます。
お薬の飲み方について、いくつか注意点があります。
・効果があらわれるまでに時間がかかることもありますので、焦らずに飲み続けましょう。
・お薬は、主治医の指示通りに飲みましょう。
・自分の判断で、飲むのを止めないでください。中断することで、症状が悪くなってしまう場合もあります。
・お薬の作用に影響を与えることがありますので、アルコールと一緒に服用しないでください。
お薬のなかには、「依存しやすい」と思われがちなものがありますが、主治医の指示をきちんと守って服用すれば安全です。
お薬に対して不安な気持ちがあると、効果が半減してしまうこともあります。
ですから、気になることは気軽に主治医に相談してみてくださいね。
ところで、お薬を飲み始めた頃に、副作用がみられる場合もあります。
多くの場合は、飲み続けることで自然に治まったり、量を調整することで対応できたりします。
気になるような症状があれば、我慢したり、自己判断で薬を飲むのを止めたりせず、主治医や薬剤師に相談しましょう。
お薬と上手に付き合いながら、安全に治療を進めていきましょう。
麻布十番メンタルケアクリニック