人の悩みを聴くということ
心に悩みを抱える人が増えている昨今ですから、もしかしたらこのブログを御覧になっている方も誰かに悩みを相談されたりすることがあるかもしれません。
ではどのように話を聞いたら良いのでしょうか?
話を聞く技術の一つとして、「傾聴」というものがあります。
これは文字通り相手の話に耳を傾けて聴く、というもので、心理の専門家だけでなく先の震災でボランティアに行った方々も傾聴を行うよう心がけています。
傾聴のコツは、
・まずとにかく最後まで話を聴く
せっかく相談してくれたのですから、アドバイスはほどほどにしてじっくり
相手の話を聴いてみましょう。
・相手の気持ちを想像する
「仕事で失敗しちゃったよ」⇒「それは大変だったね」
「実は昨日ふられちゃって…」⇒「振られちゃったんだ、それは辛い思いをした
ね…」
など、相手の立場に立って相手に共感してみましょう。なにか自分の意見を言いたくなる時もありますが、グッと我慢です。
・心を傾ける
傾聴には「聞く」ではなく「聴く」という文字が使われています。耳だけでなく心を傾けて、なにより相手を理解したいという気持ちで聴くことが大切です。
いかがでしょうか、傾聴の目的は何より相手を理解する事にあります。相手にわかってもらえたという気持ちになるだけで救われることも多いものです。そしてまたあなたに相談してみようという気持ちになるかもしれません。
もちろん傾聴だけでは解決できない問題もあります。十分に話を聴き、解決が難しそうだと感じたら専門家への相談を勧めてみるのもひとつの手です。
当院でも相談を承っております。スタッフの梶原でした。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック