お盆を迎えて
みなさま、こんにちは。
お盆を故郷で過ごされている方も少なくないかと思います。
お盆は、正式には「盂蘭盆」と言い、ご先祖様の霊があの世から戻ってきて、また帰っていくという、日本の伝統的な行事ですね。
ご先祖様が残してくれたもの、そしてこれから自分たちが後世に残していくもの。
ご先祖様を迎え、そして送り出すお盆だからこそ、考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
発達心理学者のエリクソンは、40代から60代の人が獲得すべき発達課題として「生殖性(generativity)」をあげています。
それまでの人生の中で得た知識・技術を、自分の子どもや、若い世代へ伝えていくということです。
実際に後世に何かを伝えていくというのは、職人さんが、弟子に技術を伝えていく…といったことだけではありませんよね。
自分が、どのような時代を、どのようにして生きてきたのか、何を考え、何を感じてきたのか。
私たちが残せるものは、自分自身の歩んできた人生を伝えることなのかもしれません。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック