全ては自分が決めている?
みなさまこんにちは。本日もすっきりとしないお天気ですね。
最近、”アドラー心理学”というものが一般の方にもよく知られるようになっているようです。
アドラー心理学では、一人の人間を「こころとからだ」、「意識と無意識」というようにいくつかに分けず、”統一された全体”としてとらえます。
そうして、どんなことであっても”目的のために行動をしている”と考えます。
何かを「する」、もしくは「しない」という目的を達成するためにいろいろな手段を考え出すのです。
例えば、「悲しいから泣く」のではなく「泣くために”悲しい”という感情をつくる」といった感じです。
また、「できない」と思っていることも、「したくない」からやらないと”決めている”と考えられます。
例を挙げると、、
「時間がないから勉強できない」は「勉強したくない」から”時間がない”ことを理由にして行動しないと”決めている”。
「こういう短所があるから自分を好きになれない」は、「好きにならないでおく」ために短所を見ようと自分で”決めている”。
などなど…
なんだか慣れない考えかたですが、「全ては自分が決めているのだ」と思うと、今までとはご自分や周囲が違って見えるのではないでしょうか。
普段とは別の視点から考えるというのはとても難しいことですが、取り入れてみると案外新鮮でいろいろな気付きが得られることもあります。早速このブログで試してみてはいかがでしょうか。
スタッフの西山でした。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック
参考文献:岸見一郎「アドラー心理学 シンプルな幸福論」ベスト新書