26年度が終わります
暖かく穏やかな陽気でとても過ごしやすい春の一日になりました。
桜も満開になり、入学式の頃には散ってしまいそうで少し残念です。
今日で3月が終わりになります。
明日からは4月になり新しく27年度になります。
新しく仕事を初められる新社会人の方は今日まで学生で明日の入社式に期待と不安を胸に一日を過ごされているかもしれませんね。
新しく学校が始まる方は入学式までもう少しあるのでまだ余裕があるかもしれません。
新しく何かが始まるというのは必ず、古い何かに終わりを告げなくてはいけません。
何かを失ってしまうというのはとてもつらいことです。
誰かを亡くしてその人を失ってしまったことがとてもつらいのは周知の事実だと思いますが、子どもの時に大切にしていたぬいぐるみやおもちゃを無くしてしまったことがつらい思い出として残っている人もいます。
何かを失ってつらいというのは万人に共通する気持ちですが、その人にとってどれだけ大切で失ってつらいのかというのは人によって異なります。
この春で新しく始めることによって失ってしまった何かが、大切であるがためにひょっとしたら苦しめてしまっている原因になるかもしれません。
何かを失ってしまって悲しくてつらいのは当然の気持ちです。
けれどもそのような喪失体験は誰もが簡単に克服が出来るものではないのです。
それがどうしても忘れられず長くに渡って苦しめるようでしたらどなたかにご相談をしてみてください。
身近な人にお話が出来ないようでしたら医療機関でも問題ありません。
大切な思い出がつらい思い出になってしまう前にご相談をしてみてください。
当院でもご相談を承っております。
4月からの新しく始まる出来事がいつかの大切な思い出になりますように。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック