ストレスに対処する(コーピング)
わたしたちは、生きている中でさまざまなストレスに出会います。
でも、ストレスをそのままにしておけば、うつ病や心身症など、心の病気にかかってしまうこともあります。
そうならないための対処行動、あるいは、そうなってしまった時に解消するための対処行動を「コーピング」と言います。
この時、ストレスとなっているもの自体をどうにかしようとする方法(問題焦点型コーピング)と、ストレスによって生じる苦痛をどうにかしようとする方法(情動焦点型コーピング)があります。
今回は、ストレスを感じた時の対処法をご紹介します。
・ゆっくり休養をとる
心身の疲労を感じた時は、無理せず、十分な休養をとることが大切です。
・楽しみを持つ
仕事や家事など、日常生活から離れて、趣味や時間を楽しめる時間を持ちましょう。
・リラクゼーションを取り入れる
リラクゼーションの技法を習得し、自律神経系を整えることで、不安や緊張を緩和してくれます。
中でも「呼吸法」は簡単に出来ます。
呼吸法
(1)座った状態か立った状態で、姿勢を伸ばします。
(2)口からゆっくり息を吐き、おへその下をへこませます。
(3)次に、鼻から空気を吸い、おへその下のほうに空気が入っていく感覚を持ちます。
コーピングは、自分に合った方法をいくつか持っておくと良いとされています。
また、気分の落ち込みがある、体調が優れない場合は、お早めに医療機関を受診することもコーピングになります。
当院でもご相談を承っておりますので、お問い合わせください。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック