”手あて”

麻布十番メンタルケアクリニックのブログを御覧の皆様こんにちは!

 

本日、クリニックでお昼に先生と話をしていましたら

”手あて”

の話になりました。

 

”手あて” 

とは、怪我や病気の処置をすること、としての意味の言葉です。

 

しかし手をあてる事自体に、温かかったりほっとしたり、痛みが和らぐような効果を感じたことがある人は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

 

涙が止まらない時に、背中をさすってもらったり、
お腹が痛い時に、痛いの痛いのとんでゆけー!と撫でながらおまじないをかけたり、

 

病院に行く、薬を飲む、その行動の前には、
皆、無意識に、”手あて”をしています。

 

自分の意志では何とも出来ない痛みというものに対して、無意識に手が抑えているということもあると思いますが、

内側で暴れる痛みをなだめるような、祈る気持ちにも似ていると思います。

 

辛抱強すぎて倒れてしまわないように、
大切な誰かが苦しんでいる時にそっと肩に、背中に、
そして大切な自分自身の為に

そっと手をあててみてください。


そうすると、痛いと思う”心”が、”身体の辛さを自覚”して、身体を労ってくれます。


また、言葉にも温かい温度を持たせられたら、
その言葉も”手あて”と同じ効果があることを、精神科クリニックのスタッフとして日々実感しております。

 

春になり、気持ちも急くことが多くなる今日このごろ、
ほんのすこしの手あての行動が、自分や大切な人の気持ちや身体を救うことがあります。

 

額に手を当てて、熱がでていないですか?
首や肩に手を当てて、凝りはありませんか?

 

皆さまが今夜も、一日中動きまわった自分の身体と心を
大切に”手あて”出来ていますように・・・☆

 


港区 麻布十番メンタルケアクリニック
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