感情を「感じない」でおくと
生きているなかで、たくさんの感情が、出たり消えたりを繰り返します。
感情が出てくるというのは、それだけ豊かな心を持っているということです。
ところが、感情のなかにも、「見たくない」「持ちたくない」感情というものもありますよね。
たとえば、悲しい、さみしい、恐怖、不安、緊張、怒り・・・つまりネガティブな感情です。
人間は感情の生き物ですから、ポジティブな感情も、ネガティブな感情も、出てくるのは自然なことです。
たしかに、感情に支配されると、日常生活がままならなくなります。
感情を抑えて、理性的に過ごさなければいけない場面もたくさんあります。
悲しんでいてはいけない、怒ってはいけない、不安を感じてはいけない、さみしいと考えてはいけない。
そうして感じることを禁止して、心を安定させようとしますよね。
ですが、感情を無視したり、見ないふりをしたり、箱の中に入れて押し込めてしまうと、それはいつか違う形で現れます。
それが症状として現れることもあります。行動だったり、「依存」という形で現れることもあります。
自分のなかに沸き起こってきた感情は、出来る限りそのまま受け止めて、自分のなかに出てきた気持ちとして、大事にしてあげてください。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック