更年期障害について
麻布十番メンタルケアクリニックのブログを御覧の皆さまこんにちは。
今日は更年期障害についてお話をしたいと思います。
更年期は、長年出ていた女性ホルモンが、卵巣機能の衰えとともに減少し、その後限りなくゼロに近づくまでの〝移行期〟と考えるとわかりやすいかもしれません。
女性の体は、女性ホルモンの影響によって、一生を通じて大きく変化します。
特に女性は、40歳を過ぎた頃から卵巣の機能が低下し始め、更年期という時期にさしかかると、その低下が急激になります。これに伴い、卵巣から分泌される女性ホルモンの一つであるエストロゲンが減少し、体の中のホルモンバランスが乱れます。
卵巣からのエストロゲンの分泌は、脳がコントロールしています。
まず、脳の視床下部から、卵巣を刺激するためのホルモンを出しなさい、という「性腺刺激ホルモン放出ホルモン」が放出されます。
その刺激によって次に、下垂体から「性腺刺激ホルモン」が分泌され、その下垂体からの命令で、卵巣は女性ホルモンを分泌するしくみになっています。更年期には、脳から指令が出ても卵巣がエストロゲンを十分に出せなくなります。
そうすると脳はパニックを起こし、自律神経失調のような症状が現れやすくなります。
例えば・・・のぼせたように首から上が熱くなったり、逆に手足が冷たくなったり、めまいやむくみ、肩こりや頭痛、不眠などが上げられます。
当医院にかかられる患者様は女性も多いので、心の症状なのか身体の症状なのか、わかりにくい時もあると思います。
その時は当院に来院し京子先生に相談してみてください。
来週火曜日のブログでは、更年期障害についての対処法についてお伝えします。
スタッフの鈴木でした。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック