大人の発達障がい
みなさま、こんにちは。
きょうは、発達障がいについてご紹介しようと思いますが、タイトルの通り、きょうは「大人の発達障がい」がテーマです。
発達障がいというと「子ども」というイメージが強いかもしれませんが、最近は、成人されている方で、「自分は発達障がいかもしれない」と受診される方が、当院に限らず増えてきている印象です。
大人になってから発達障がいになるということではなく、多くの場合は、小さい頃にも同じような傾向があったが見過ごされてきた、あるいは周囲の理解やサポートが十分得られていたという場合です。
発達障がいやそれに似た傾向があっても、本人や周囲が困っていなかったり、日常生活に支障をきたしていない場合は、「障がい」ではありません。
二次障害としてうつ状態になったり、社会の中で適応することが難しいと感じているなど、日常生活に支障をきたしている場合は、医療機関や発達障害支援センターなどへの相談が必要となります。
発達障がいが根底にある場合、
(1)自分の苦手や困難を理解し、対処法を身に着けていく
(2)周囲の理解を得る
この二点が大切です。
そのために、治療は、環境調整などの心理社会的治療と、薬物療法が中心となります。
ただし、発達障がいに似た症状が、別の要因によって引き起こされることもありますので、お心当たりがある方は、お早めに精神科・心療内科を受診しましょう。
当院でもご相談を承っております。
土曜ブログ担当でした。それでは、素敵な週末をお過ごしください。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック