家族の物忘れがひどくなった

ご家族が物忘れがひどくなったと感じることはありませんか?

ついさっき話したばかりのことを覚えていず、

「そうだっけ?」

などと聞き返される…など。

年のせいかな、と思われるかもしれませんが、こういう物忘れの中には、

加齢によるもの忘れと、認知症による物忘れの2種類があるそうです。

 

では、加齢にうよる物忘れと認知症による物忘れをどう見分けたらいいのでしょうか?

 

加齢による物忘れでは、体験したことの一部を忘れる(たとえば、夕ご飯のメニューを忘れる)のに対し、認知症によるもの忘れでは、体験していることのすべてを忘れるのだそうです(夕ご飯を食べたこと自体を忘れる)。

 

また、加齢による物忘れでは、もの忘れの自覚があるのに対して、認知症による物忘れではもの忘れの自覚があまりないのだそうです。

 

とはいっても、認知症で、「最近、物忘れがひどくなったようなきがする」という漠然とした認識がある場合もあるそうなので、物忘れの認識があるからといって、絶対大丈夫とも限らないらしいです。

 

また、遠くに住んでいる両親と電話で話されるかたも多いと思います。こういった場合、電話で会話する分には問題なくても、特に女性の場合、認知症であっても会話の機能は最後まで残る場合が多いので、電話での会話がスムーズなのを根拠に、安心できないそうです。 

 

また、認知症による物忘れの場合、本人に病識がないのが特徴です。

 

このため、なにかおかしい、と思っても、認知症の家族がいる場合、病院に連れていくことがとても難しいのです。

 

ですが、認知症は今お薬があえば、進行を遅らせることができるそうです。

そのためには、ひどくならないうちに医療機関を受診することが大事だそうです。

 

ご家族を病院に連れていきたいけれど、本人が嫌がって連れていけない…。

このような場合、当院では家族相談も受け付けております。自主診療に

なりますので、保険診療ではありませんが、ご利用いただければと思います。

 

また、認知症に限らず、ご家族に介護を必要とされるかたがいらっしゃる場合、知らず知らずのうちに、介護うつになっていることもよくあるそうです。

 

この場合は、保険診療ができますので、一度医療機関を受診なさってみてはいかがでしょうか?

 

麻布十番メンタルケアクリニック

http://www.azabu-mentalcare.jp