怒りをコントロールする
日常生活のなかで、イライラしたり「怒り」を感じるということは、多かれ少なかれ誰しもあることかと思います。
でも、そのために関係ない人に八つ当たりしてしまったり、感情のまま怒りを表出して、あとで「言い過ぎちゃったな…」と後悔したりすることもあります。
怒りをコントロールするためには、どうすれば良いのでしょうか。
(1)とっさの時の対処法を身につける
怒りを感じたとき、感情に支配されて、即座に反応してしまうことがあります。怒りが「爆発」という形で表出すると、暴言や暴力に結びつきやすくなります。
そのため、怒りを感じたら「1,2,3…」と3秒数えてみたり、深呼吸してみたりしてください。その場から離れて、距離をとるのもひとつの方法です。
(2)怒りのパターンを知る
自分の怒りのパターンを知りましょう。そのための方法として「アンガーログ(怒りの記録)」をつけてみましょう。
これは、「いつ」「どこで」「どんなことで」怒ったのかなどを記録することによって、自分のイライラの傾向を理解し、それを減らしていくことを目的とします。
自分がどんなことで怒りを感じやすいのかが分かると、対策も立てやすくなりますよね。
「怒るきっかけとなった出来事」「その時に自分が感じたこと」「実際に相手にどうしてほしかったのか」「”こうしてほしかった”を実現するためにはどうすれば良いのか」を書き出してみましょう。
「怒り」の感情やイライラがコントロール出来ない、慢性的に怒りを感じているなど、日常生活に支障をきたしているようでしたら、一度精神科・心療内科に相談してみるのもひとつの方法です。
当院でもご相談を承っております。
港区 麻布十番メンタルケアクリニック