怒りにきく呼吸法

わたしたちは、不安や緊張を感じたり、ストレスにさらされたりすると、心拍数が増加したり、呼吸が浅くなったりします。

一方、リラックスしている時は、自然と呼吸が深くゆっくりになります。

気持ちを落ち着けたい時や、緊張を和らげたい時、深呼吸をすることありますが、こころの状態と呼吸は作用しあっていると言えます。

 

特に怒りを感じた時、覚醒した状態になり、呼吸は浅く早くなります。

そこで、呼吸をコントロールすることによって、リラックスした状態を作り出し、怒りをコントロールしてみましょう。

 

呼吸法のやり方をご紹介します。

・座った状態か立った状態で、姿勢を伸ばします。

・口からゆっくり息を吐き、おへその下をへこませます。

・次に、鼻から空気を吸い、おへその下のほうに空気が入っていく感覚を持ちます。

最初のうちは、実際におなかに手を当てて、手の動きに注意を向けるとやりやすいかもしれません。

 

呼吸法の効果は、1回5~10分必要とされています。

毎日呼吸法を練習して、怒りを感じた時にいつでも呼吸法を使えるようにしておきましょう。

呼吸法の練習を行う際は、静かな場所で、途中で邪魔が入らないような環境が良いかと思います。

怒りを感じる場面をイメージしてから、腹式呼吸を行うのも有効です。

 

カウンセリングのなかで呼吸法やリラクゼーション法を行うことも出来ますので、ぜひご相談ください。

 

麻布十番メンタルケアクリニック

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